「ひなたぼっこ」設立の想い

子どもたちの生きづらさ

 

長年、教員としてたくさんの子どもたちに関わってきました。

1980年代後半から学校に来られない子どもたちが少しづつ増えてきました。

また、学校に来ている子どもたちの中にも

教室にいられない子や自分の気持ちを誰にも言えない子たちがいて、

校内に「相談室」を設け、退職までの3年間は相談室に常駐していました。

 

2003年に退職して八ヶ岳南麓に移り住んだ時、ライフワークとして

 

「不登校の子どもたちの居場所を作り、

ここで子どもたちに元気を取り戻してもらい、

自分の道をみつけてもらいたい」

 

と考えました。

学校に行けなくて辛い思いを抱えた子ども(親も)が、

 

そこに行けば気兼ねなく話が出来

気分転換が出来

少し気持ちが楽になり

少し元気が出て

また来ようかなと思える

 

そんな場所を作りたいと。

  

今子育てはとても難しい時代、

みんなで支えあって子どもたちを育てていかなければ

いけないのではないかと思うのです。

「一緒にやりましょう!」という仲間と出会い、

「とにかく一歩を踏み出そう。

何が必要かはやっていく中で一緒に考えて行こう。」と

2009年7月に「ひなたぼっこ」を立ち上げました。

 

理事長 西岡美紀恵  2013年6月

 



ひなたぼっこの目指すもの

 

ひなたぼっこのこれまでの活動から、

多世代交流が子どもたちにとても良い影響を与えていることを実感しています。

これからのひなたぼっこは

子どもをまんなかに様々な人々が集い、安心して触れ合う

「みんなの居場所」を目指していきます。

 



「ひなたぼっこの会員は、現在180名を超えています。

 

財政面で支援をしてくださる方、

特技を生かして子どもたちにいろいろな体験をさせてくださる方、

多くの方々に支えて頂きながら、

「ひなたぼっこ」がみんなにとってほっと出来る場であるように、

これからも続けて行きたいと思っています。

 

運営的にはとても苦しい状況です。

続けていくためには、

この点でもこれから工夫が必要だと考えています。

 

                                2023年8月